死別した母子家庭と父子家庭、どちらも同じく大変なんですが大変さの違いがあったりするように思います。
私は、死別の母子家庭でした。
今は、死別のシングルファーザーとお付き合いしていますが、同じシングルでも色んな面で違いがあるんだなと思います。
目次
母子家庭と父子家庭は増えている?
ひとり親家庭の世帯数は、昔に比べると随分多くなっています。
ここ25年間で、母子世帯は1.5倍、父子世帯は1.3倍と増えています。
ひとり親になった理由は、離婚や死別、未婚の母などで離婚母子の割合は20%ほどの増加。
母子家庭と父子家庭の割合
厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査」によると、平成28年11月1日時点での母子世帯は123.2万世帯で父子世帯は18.7万世帯になっています。
ひとり親世帯の9割近くが母子世帯みたいですね。
そのなかでの死別の割合は、母子は8%、父子は19%
母子家庭と父子家庭の違いはどんなこと?
母子家庭と父子家庭は、「ひとり親」ということは同じですが、母子家庭と父子家庭には何かと違いがありそうです。
シングルマザーだった私は、
実際、シングルマザーの人とお付き合いしていて、こんなに違うんだなと思うことは良くありました。
時には、羨ましいと思ったり、時には大変だろうと思ったりもしましたよ。
男女平等とはいえども、社会的な違いなども大きくて働き方や収入も違います。
女と男の考え方の違い、感じ方の違いもありますよね。
なので、子供への接し方やひとり親という受け止め方なども違うようです。
確かに、女の人と男の人では、体力も違うし得意分野も違ったりしますよね。
片親となれば、ひとり親の影響は大きく考え方で生活の仕方もやはり違ってきます。
共通点は、
ひとり二役になってしまうひとり親 = やっぱり大変です。
どちらも大変さは同じかもしれませんね・・・
父子世帯と母子世帯の経済の違い
違いがわかりやすいのは、一般的にも「経済問題」
その理由は、就業によって得られる収入に差があることです。
このことは、私もひとり親になって、一番痛烈に感じたところでもあります。
平均年間就労収入は、
母子家庭は、181万円 (一般世帯の女性の平均給与所得269万円)
父子家庭は、360万円 (一般世帯の男性の平均給与所得507万円)
母子家庭や父子家庭は、男女とも一般世帯の就労収入より低い金額になっています。
ふたり親世帯と比べて、ひとり親世帯は就労収入より低い傾向。
母子世帯の 62.8%と父子世帯の 53.5%は暮らし向きが「苦しい」と回答しています。
とくに母子世帯は暮らし向きが「苦しい」と感じている世帯が多い。
でもなんと、母子家庭は、父子家庭の半分ほどの収入?
リンゴ
住む場所が変わったり、子供をひとりにしておく不安もあったりで仕事を探すのも一苦労。
現実問題、まともな収入には、とても及びませんでした。
経済的な問題は、とても苦しいものです。
今はいろんな支援もあるみたいです。(母子家庭にも父子家庭にも)
父子家庭と母子家庭の家庭環境の違い
ひとり親になると、生活スタイルも変わってきます。
今までふたりでやってきたこと ⇒ ひとり
そうすると、仕事がメインだったお父さんの子育ては、想像以上に大変なのかもしれません。
結婚をしている人を対象とした、「家事の負担があるために仕事に集中できない」などアンケートでは、父子家庭のお父さんがダントツになっていました。
また、子供と過ごす時間も母子家庭と父子家庭では違うようです。
「ふたり親世帯」に比べて、「母子家庭」も「父子家庭」も子供と一緒に過ごす時間は少ないのですが、
なかでも「父子家庭」が一番短いようです。
父子家庭の父親は、仕事の都合や収入を維持しようとすると、長時間労働もやむを得ない場合もありますよね。
父子家庭と母子家庭の精神的な負担の違い
父子家庭と母子家庭も、ひとり親としてのプレッシャーはかなり強いと思います。
だって、頼れるのは、自分だけだったり・・・
リンゴ
自分が死んだらこの子はどうなるんだろ~とか思ったりもしてた・・・
子供が自立するまでは頑張んなきゃとか・・・
ひとり親って、傍目ではわからない、誰にもわからない~なんとも言えない大変さがあったりしませんか?
その中でも特に男性は、「男なんだから」頑張らないといけないという思いがあったりするみたいですよ。
相談することなく一人で抱え込む傾向があるとも。
今お付き合いしている人もそうですが、シングルファーザーは頑張り過ぎる傾向があるように思います。
家事も仕事みたいやるもんだ?
家事や育児になれていない分、手抜きが良く分からないみたい。
ちゃんとやらなきゃいけないと思いこんでるような気もしましたよ。
女性はその点、子供を産み育ててるので手を抜くところがわかっていたりしそうです。
ひとり親、いろんな違いに対する考え方
ひとり親は、「ひとりで頑張ってる」ということ、
その為、精神的にきつくなることも多くあると思います。
時には、やりきれなさや不公平感を感じることはある意味当然だと思います。
誰だって、好きでひとりになった訳でもないですもんね。
リンゴ
普通の家庭を見て「うらやましいなー」と思っては、隣の芝生が青く見えるだけだぞーと自分に言い聞かせてみたり、
「父子家庭はお金があっていいなー」なんて思ってみたり・・・
でも父子家庭から見れば、「うちの子にはお母さんがいないー」なんてなるのかも?なんて考えてみたり・・・
そんなこんな何度も後ろ向きになりましたが、
何度も前向きになりました。
でもそうなんです、ないことを見てると辛くなるばかりで、なんも良いこともありません。
たまには、思ったりするのも良いけど、
誰だって、工夫すればなんとかなるし、いくらでも楽しく生活できそうですよ~
日本には、セーフティーネットも色々あるし、
子供は、日々成長していき自立へと向かっています。